Amazon書籍ランキング5冠獲得!『卓球の教え方の教科書』感想をアップしました。
WRM店長の長部です。
Xia君が書いた「卓球の教え方の教科書」を
4月10日Amazonで販売開始しました。
発売後すぐから
たくさんのご注文をいただき
Amazon書籍ランキングで5冠達成!
Amazon書籍総合・人気度ランキング 1位
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この他にもAmazonスポーツ売れ筋ランキング・スポーツ新着ランキングも1位を獲得
まとめると・・・
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の合計5冠を獲得しました。
著者のXia君から書籍紹介が届いてるので
是非、こちらの動画をご覧ください。
書籍紹介動画
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ぬりかべさんのレビュー
「卓球の教え方の教科書」(下川裕平 著)レビュー
【1.ざくっとレビュー】
技術ではなく「考え方」さらに言えば「勝ち方」とその指導方法を教え、「心・技・体・智」の「智」をレベルアップさせ、持っている「技・体」をより効率よく使う方法を教えてくれる、指導者向きの指導書(もちろん、選手が読んでもためになりますよ!)。
【2.内容】
最初に断っておきますが、この本はいわゆる技術書ではありません。「考え方」そして「教え方」を教えてくれる、まさに「教え方の教科書」です。今までに出版された卓球の本の中にも「考え方」「戦術」を扱ったものはありますが、この本はそれとも一線を画すものです。
内容は
(1)はじめに (2)卓球の本質とは (3)卓球3S理論
(4)3つの変化 (5)打球感覚 (6)上達ピラミッド
(7)Xia論法コラム (8)お客様の声
の8章から成っています。
第1章では、大まかにいえば「指導者は、何を念頭に置いて指導しなければならないか」ということが書かれています。具体的には『考える卓球をするために必要なこと』『勝つための練習にするために必要なこと』などが詳しく書かれています。
第2章では、『卓球とはどんなスポーツか』『上達とはどんなことを言うのか』『なぜミスをするのか』『何のために動くのか』といった、卓球あるいはプレーの本質的なところが説明されています。その切り口が今までの卓球の本にはなかったものが多いのですが、読むと納得。
第3章では、今までにDVDやブログで紹介されていた「卓球3S理論」が紹介されており、2章でふれた「卓球の本質」にどうアプローチするか、ということが詳しく書かれています。
第4章では「3つの変化」を軸に『どう得点するか』『どう失点を防ぐか』という方法が、第2章でもふれられた『時間』を主なキーワードとして説明されています。
第5章の内容は、技術論と戦術論のミックス、とでもいえばいいでしょうか。どんな技術をなぜ身に着ける必要があるのか、その技術を身に着けることでどんなことができるようになるのか、ということが詳しく書かれています。
第6章では、どういう手順で練習すると試合で勝てるようになるか、ということが試合に至るまでの練習の過程を、基本的に「簡単なことから徐々に難しく」と組まれた4つの段階に分けて詳しく説明されています。
第7章は、Xia論法のブログでも紹介された「なぜ中国の卓球は強いのか」といったことから「意識と無意識」話などが、いろいろと紹介されています。中学校の指導者に嬉しい「初中級者層で勝つには」といったことも多く書かれています。
【3.感想】
感想をざっくり言えば「頭の中が整理されて、ものすごくすっきりした」という感じでしょうか。今までに学んだことが「点」のように散らばっていたものが「線」にまとまり、さらにその線がまとまって「面」になったような感覚があります。そして…自分が生徒に指導してきたことの多くが、目的をはっきりさせないものだったり、試合に勝つことにつながっていなかったり、技術は教えても戦術につながっていなかったりしたものだったことがわかり、少なからずショックを受けました。ただ、これは「この内容を頭に入れて練習を組めば、同じ強度でもさらに効果が得られる」ということでもあります。自分のチームを勝たせるための方法が具体的に見えてきました。
自分を含め多くの指導者は、選手に対して
(1)練習ではできる技術が、試合では全然使えない
(2)同じような負け方を繰り返す(=考えていない)
(3)いい打ち合いはできるけど、終盤には慣れられて勝ちきれない
(4)その選手のレベルにあったアドバイスが難しい 等々
といった悩みを持ったことがあると思います(「勝たせたい」という思いが強いほど、悩みは多くなりますね)。この本を読むと、それらの悩みに対して「なぜ」という原因と「どうすれば」という方法が見えてきます。例えば(1)の原因は、「第2章 卓球の本質」の『ミスの「本当の原因」とは』を読むとわかり、その解決方法は「第3章 卓球3S理論」の『身体スピード』『反射スピード』と「第6章 上達ピラミッド」の『身体スピードの練習』『反射スピードの練習』を読むとよくわかります。(4)はまさに今自分が悩んでいることなのですが、「第1章 はじめに」の『コミュニケーションを阻む知識の壁』と「第4章 3つの変化・6つの要素」の『「時間」という共通認識をもとに卓球を考える』で解決できそうです。
この本を読んであらためて思ったのは、「『できない、うまくいかない』には必ず明確な理由がある」ということです。例えば、
・選手が「考えられない」のは、指導者がベースとなる知識や考え方を教えていないから
・選手に指示がうまく伝わらないのは、共通の認識を持っていないから
・選手がなかなか上達しないのは、その段階にあった練習をしていないから 等々
言い換えれば、我々指導者が
・ベースとなる知識と考え方を持たせれば、「考える選手」に育つ
・共通の認識(言語)を持てば、指示が伝わる(選手間のアドバイスも増えるでしょう)
・上達ピラミッドを意識して練習を組めば、上達が早くなる 等々
ということでもあります。そのためにできることが、この本にはたくさん書かれています。普段からの指導に悩みを抱えている指導者ほど、この本を読むことによって選手を成長させることができるのではないでしょうか。
私は普段からブログでXia論法を拝見していますが、この本を読んで今まで以上に内容が頭に入ったように思います。おそらく内容がブラッシュアップされていることに加え、本の構成がたいへん見やすくなっていることがその理由でしょう。具体的には、見開き2ページの右端の項目に対するXiaさんの結論が左端に書かれ、その間に簡潔に説明が書かれています。自分は「まず2ページの両端を読んで『問い』に対する『答え』を頭に入れてから説明を読む」ようにしていますが、こうすることで「〜なのは…だからである」ということがより理解しやすくなっているように思います。この本の内容の濃さもさることながら、読みやすさも素晴らしいものだと思います。
【4.どんな人にお勧めか】
すべての卓球指導者に、自信を持ってお勧めします。特に…中学校の卓球部顧問の先生には絶対に読んでほしいですね。以前DVDのレビューにも書いたことですが、現実問題として、クラブチームを経ていない卓球部入部者の多くは「運動は苦手だけど卓球ならできそう」という理由で入部する生徒が多く、運動能力で他の運動部員に劣る生徒が大半を占め、運動での成功経験が全くない生徒も少なくありません。その反面「何とか卓球で頑張りたい」とまじめに練習する生徒が多いのですが、自信がないことに加え運動能力の問題もあり「まじめに練習しているのになかなか伸びない」という生徒も多いのが現状です。その生徒たちが「うまくなった」「勝てるようになった」となるためのヒントがこの本に(特に第7章に多いです!)たくさん詰まっているので。
指導者向きとは書きましたが、もちろん選手の皆さんにもお勧めできます。動画や雑誌で日々卓球のことを熱心に考えている選手なら、この本を読むことで「こうすればよかったのか」「今持っている技術をちょっと工夫すると次第で勝てそうだ」というヒントが見つかるはずです。
また、この本の内容は卓球以外のスポーツ指導者が読んでも面白い内容になっています。特に第2・4・6章は、いわゆるネットスポーツに共通した内容かと思います。Xiaさんが「新インナーゲーム」や「ベイビーステップ」を読まれたように、テニスやバレーボール、バドミントンの指導者の方にも読んでいただきたいですね。
【5.総評】
この本の内容だけでも素晴らしいのですが、いままでに学んできたことの内容への理解が深まり、それらの価値まで高まってきたような気がします。
だから、この本に関しては…いつもは10点満点でレビューを書かせていただいていますが、ちょっと点数はつけられませんね…。最初は「中学校卓球部の顧問が読むには10点」と書こうと思ったのですが、「この本の価値は10点満点どころの話じゃない」というのが今の気持ちです。
【6.最後に】
中学校卓球部の顧問の先生方、ぜひこの本を読んでください!公務で忙しい中でしょうが、本を読んで今までの練習にちょっとした+αを加えることで、練習効率が上がります。試合でのアドバイスのヒントもたくさん詰まっています。そして、選手の「考える力」が大幅にアップします。私たちの仕事の最大の喜びである「生徒が成長する姿」「生徒が喜ぶ姿」を見るためにもぜひ!
本を読んだお客様の感想
あいうえおふちゃろふ
この本の内容は、卓球だけでなく、球技・対人競技の本質を解説されています。特に「打球するまでの流れ」「上達ピラミッド図」の二つはほとんどの球技に当て嵌るものであり、「ミスの原因」や「自身に足りていない能力」を分析する上で必ず役に立ちます。この本を卓球という狭い枠で活用するのは非常に勿体ないことであり、卓球の指導者だけではなく、他競技の指導者にも是非読んでいただきたい内容です。競技を越えて、より多くの指導者に読んでいただき、より多くのお父さん・お母さん方が「スポーツの教え上手」になって、子どもたちの可能性を高めてあげられるようになって欲しいです。
もと
サーブ、レシーブといった技術単品ではなく、卓球がうまくなるために という全体視点の内容はとても納得感があります。自分はカメラ設計エンジニアをやっているのですが、通ずるところが多くしっくりきます。練習時間がそれほど取れない社会人にとって、練習するポイントを絞れるよい本ではないでしょうか。
刹那
頭の中が整理された、内容だと思います。それこそ指導者が感覚的に持っていた考え方やイメージを図や文字で伝えられた本だと思います。指導に役立てたいと思います。
JinJin
まさにXia論法6年の集大成でした!この研究成果をこの価格で提供いただけるのはコスパが高いです!卓球というスポーツは間口が広いだけに誤解が多いスポーツと改めて感じました。難しいことと思いますが、さらに広い層にこの考え方を広めていただき誤解ない真の卓球の普及を願ってやみません。
YO
この本を読み終わった後、自分は卓球を知っているようでほとんど知らなかったんだなと思いました。今までは1つ1つの技術を上手くなることだけを考えていたため、上手くはなるけど強くはない状態でした。そうした中でどうしたら強くなるのかをわからないままで卓球をしていました。そんな迷子になっていた自分に道を示してくれたのがこの本でした。この本を読むことによって、点を取るための考え方や強くなるための練習の考え方を学ぶことができました。考え方を学んだことによって、自ら自分の練習を考えられました。考えて卓球をするというのは、こういうことなんだなとようやく感じることができました。この本と出会えたことにより、好きな卓球がより楽しくできるようになると感じています。
チャチャ
卓球について、こんなに深く掘り下げた本は初めてで、この内容に沿って練習を重ねて行きたいと思いました。
ヨハンソン
非常にわかりやすかった。ストンと腑に落ちる感じ。自分だけが感覚的にわかっていたことを、なかなか生徒に伝えられなかった。それが言語化されたことで、また違った指導ができると思う。
たくみ
かつてここまで俯瞰的に卓球をみて解説した本はないと思います。技術や戦術などではなくその前の土台部分を深く知ることが出来るためどのレベルの選手やコーチが読んでもとてもためになると思います。
ゆみこ
試合、練習を通じて何となく感じていたことを、明確な言葉で表現してくれていて、今後の卓球に向かう姿勢に良い変化がありそうです。
かずちゃんさん
画期的な本なのでじっくり読みたいです!
なおぽ
考えましょうということが、よくわかる本でした。
ピンポンバナナ
上級者の卓球に対する考え方を言語化して、自分のような初中級者に上達の正しい道を示していただけたと思います。
870kcal
今まで考えてきたことが間違ってなかったということ、考えもしなかったことを知れた。卓球の考え方の教科書でもあると思った。〜すべての卓球プレイヤーへ捧ぐ〜
オラフ
多くの人に読んで欲しいですね。卓球への考え方を学べる一冊だと思います。
gao
印象的なのは先ず装丁が丁寧で綺麗です。内容も卓球の言語化が的確に表してます。1ページ毎に完結していて読みやすいです。
ろん
すばらしいの一言です。この本が広がり、ますますの卓球人口が増えますように。
スワット
卓球というスポーツが分かりやすく理解できました。また、何を考えながらすれば良いか分かりやすく感じました。
大柴浩一
2回ほど読んだだけなのに、点の取り方というゴールが明確になったことで、無闇に攻撃せずにしっかりと点が取れるようになり試合に勝てるようになりました。
マインスイーパー
この本に書かれていることは、卓球だけではなく仕事の仕方に通じるものもいくつかあり、今後の生き方を方向づける一冊となりそうです。定期的に読み返したい"教科書"です。
みきお
卓球3s理論を用いて卓球のいくつかの要素を具体的に説明しているこれまでにない本だと感じた
犬山ケンケン
希望を持てる指導者が増える書籍だと思います。
ヒロミン
私は指導者ではありませんが、本を読んで今の自分に必要な練習は何なのかがはっきりわかってきました。今まで何と無謀な事をしていたんだろうと実感しています。試合に勝つために今のレベルに大切な練習を頑張りたいと思います。
ひらつよ
卓球は奥が深いとあらためて感じさせられました。
めめ
1つ1つ考え直す、捉え直すいいきっかけになる本だと思います。
ニッシー
40代で子供達を指導しながら、卓球をしています。少しでも子供達の成長に繋がらないかと日々アンテナを張ってこの本に巡り会えました。練習メニューをいつも何か新しい事はないか、もっとこういう練習をしたら良いんじゃないか、この練習ではここを意識しようとか、そんなことばかり考えてました。この本から言葉としてその内側を知る事が出来たように思います。何回も何回も読み直して、しっかり理解して上達して行きたいと思います。
貴絽
熱心なブログの読者にとってはお馴染みの内容で、考え方を整理する手助けとなった。とかく回り道になりがちな卓球上達への道を整備して、皆が共通の前提条件を持てるように分かりやすく書いてあると思う。ワンテーマがブログの長さになっていて読みやすかった。
BokuChan
自分の時間の作り方、相手の時間の削り方等今までモヤってしてた所に気が付けた。
らん
こどもが卓球をやっています。わたしは経験者ではありませんが、とてもわかりやすかったですし、考え方を変える見方ができました。こどもに伝えたいです。
いっちー
上達するためにいままで知らなかった基本的なことが理解できたきがした。
たけまん
自分で問題(課題)を明確に見つける事が出来て、問題(課題)を解決するには何をすれば良いのかを明確に知ることが出来るツールが『Xia論法』です。自分自身の上達はもちろん、指導するにあたり、何から教えていけば上達するスピードを早く出来るかのヒント(ほぼ答え)がシンプルかつ明確に書かれていて理解しやすいし、伝え易いと思います。
馬場宣嘉
Xia論法及びXiaさんにはいつもお世話になっております。その為、聞いた話も多かったのですが、今回、読ませていただいて、感じた事を書かせていただきます。
「時間」卓球は時間を奪い合うスポーツという一言に納得してしまいました。タイミングを早くしたり、変化をつけたりするのは時間を奪い、判断を遅らせる事に繋がるという事で、自分の卓球の見方が変わりました。自身のプレーも時間を作れたかどうか、相手の時間を奪うプレーだったかを考えるようになりました。また、テレビや動画でトップ選手の試合を見る際も時間を奪えたかどうかを気にしながら見れるようになってきました。これからも時間という考え方を大事にしたいです。
「感覚」回転をかけるのに非常に重要な要素だと考えていましたが、今回、それを再認識しました。やはり、感覚がないと技術として出来る事が減ってきてしまうのだと思います。私の場合、中学生の指導をしていますが、最初に感覚を発展させることが最優先なのを改めて勉強しました。
「ミス」ミスはどうしてもしてしまうのですが、ミスした原因を「角度を間違えた」や「タイミングが合わない」と言った事で勝手に分析した気になっていましたが、実際はこちらの判断が遅かったり、そもそも間違っていたり、自分の打つ時間を作れていなかった事が全てだと思い知らされました。
「全体の所感」今までにない卓球に関する書物だと思います。この本に関しては卓球に関わる人全員に読んでもらいたいです。考え方が明らかに変わります。
ぶーぶー
とても分かりやすくまとまっており、すぐに読みきってしまいました。この本は今までにXia論法で紹介されてきた内容などが体系的にまとめあげられたものでした。そのため今まではブログから断片的に理解してきたことの繋がりを意識できるようになりました。
40代ペンドラ
卓球の本質を的確に突いた優れた表現に、思わずハッとさせられました。その後に納得感が残るので、卓球を教えている方には是非読んで欲しいなと思う、当に「教え方の教科書」です。
是非、Amazon書籍ランキングで5冠達成した
Xia君の本をお読みください^^
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本を読んだお客様の感想
猛者海老社長
副題〜すべての卓球指導者に捧ぐ〜誰に対して書いたのかを明確にしておられます。そして「捧ぐ」という言葉の選択に著者のこの本に対する姿勢のすべてが詰まっているのではないでしょうか。
Xia論法ブログ読者、Xia論法DVDユーザー、Xia論法コミュニティメンバーにとっては、今までのコンテンツを網羅し簡潔にそして要点を逃さずに記載されている、辞書のような一冊ですね。復習あるいはまとめとしてこれ以上ない仕上がりなのではないでしょうか。翻ってXia論法にはじめて触れる人にとっては、わかりやすく順序立てて記述されており、入門書として最適な一冊ともいえると思います。
一つの項を見開きの中におさめている点、主題・副題・本文・まとめで一貫してある点、文字量が多すぎず少なすぎず大変読みやすい点、重要な個所のポイントをずらさない素晴らしい構成となっております。情報量をきれいにまとめられていることが推敲を重ねられたであろうと伺えます。文中使用されている図、「ラリーの概念図」「ラリーの概念図+卓球3S理論」「卓球上達ピラミッド」の3つに絞られているところがXia論法の素晴らしい部分でもあります。巻末に、3つの図が付録として大きく表現されているとより良いかなと感じました。
また、普段読まない部分である、章の見開き右ページは面白いですね。これは入門者用書籍としては非常に良い工夫とそれぞれの表現だと思います。
装丁はインフィニティの表面材色をベースとして、アクセントのレッドコート、台のラインとボールの白を文字に使用する3色の配色と、帯はWRMのイメージオレンジと黒をバランスよく配置されているな。と。特に表紙側のデザインにはこだわりを感じ、個人的には斜め45度の右肩上がりのライン構成に、左上のコート色のアクセントが非常に素晴らしいと思います。
本体表紙はSSSがデザインされており、3S理論とShimokawaのSなのかな?と。
章立てでXia論法の功績が一目瞭然です。
第一章 「はじめに」
第二章 「卓球の本質」
第三章 「卓球3S理論」
第四章 「3つの変化・6つの要素」
第五章 「打球感覚」
第六章 「卓球上達ピラミッド」
第七章 「Xia論法コラム」
卓球界の問題点を提起し、時間の概念という基軸を定義されたことで、卓球界に散らばるバラバラの言語や価値観を共通言語や共通意識としたことが、最大の功績です。何年か経ったのち、下川さんは卓球界の織田信長と評価されているかもしれませんね。
キドニービーン
練習方法の解説などの本が多い中、上級者が普通に実行している勝つための概念について書かれているのは目新しいと思います。実際に練習に落とし込むことがこれからの課題だと思います。
まさ
書いてある内容にうなずきながらあっという間に読みました。何度も読み返したい今までにない書籍です。
よういち
読んでみて、改めてやっぱり卓球の教え方教科書だなぁ、と思いました。昨年から、Xia論法シリーズと布袋式古武術卓球メゾットと出逢い、目から鱗ばかりで考え方が180度変わりましまた。卓球に携わる方に是非読んで欲しいですね!
けんけん
考え方がとても上手に文章化されていて勉強になりました。
コゲチャ
Xia論法ブログをちょっと前から読んできた身として、読んでて懐かしい気持ちになりました。特に、88ページの「「速く打つ」と「早く打つ」の違い」は、初めてブログにコメントした時が思い出されて、それが本の中に現れるのは不思議な感覚だなと思いました。ブログを通じて考えさせられた卓球のいろんな面がコンパクトに収まっていて、卓球でつまづいている方にとって、つまづいてる理由を探す助けにもなってくれると思いました。
たかし
興味深い内容で、一気に読んでしまいました。娘に卓球を教えているので、上達ピラミッドを意識してメニューを考えたいと思います。
たけちよ
この本を手に取らなければ、一生気づくことができなかった考え方に触れることができたと感じています。もっと早く知りたかった内容だらけですが、今こうしてこの本(と書かれている内容)に巡り会う機会を作っていただき、ありがとうございます。
km
今まで動画、DVDなどいろいろな形でいい情報発信をしてきてくださって、その全体像がこの本でまとまり、頭の中がすごく整理できる気がします。
羽をもつ羊
今までになかった、筆者が一から卓球を見つめ直した卓球理論の本になります。そこで述べられていることは納得させられるものが多く、これまでにWRMの動画などを見たことがない人にも分かりやすいものとなっていると思います。特に指導者の方々にお勧めです。
takac
次の練習から使える内容、使いたい内容がてんこ盛りでした。卓球の上達について、従来がアートとすると、この本はサイエンスですね。ロジカルなので誰が読んでも一定の到達点に近付けそう。
タカズ
今まで購入して来たDVDの、まとめといった印象。動画サポートがあると聞いているので、その内容で、本書籍の価値もかなり変わるかなと思います。やはり質の高い練習には、自分の打ったボールから、どんな返球が来るかなど、どんなラリーになるか?などは、練習相手もある程度レベルが求められる。しっかり返球できなければ、ブロックで、コースを振り分けるなど、ドライブの回転量などでも返球の仕方が変わってくるので、多球では、返球ボールの質が違うと思います。
necky
初心者でも分かるように書かれていて助かります。著者の説得力がある一貫した考えが、様々な角度から分かりやすく書かれています。
かさかん
卓球の考え方を、全体像を見せつつも順番を飛ばさずに解説してくれている、稀有な本です。以前からXia論法は参考にしていましたが、全体像を知ることで体系立った理論として使うことができると感じます。
どん
中学校卓球部の顧問です。教え方について私自身よくわかっておらず、打ち方などの方法しか教えられることができず、技術は身についても試合で勝たせてあげられず、でなやんでいました。本書を読んで、とても勉強になりました。ありがとうございました。
たばすけ
下川さん出版おめでとうごさいます。これまでWRMのYouTube動画を通じて内容の一部を見たことがありました。息子が卓球を始めたのは中学の部活、3年目に中総大県大会出場を目標にしました。卓球未経験の父親としては、数多い動画の中から直ぐに結果が出そうな? そんな内容だけ取り入れましたが、結果叶わず。教科書にもある、卓球上達ピラミッド底辺部分から確実に出来る事を増やせる様に練習、指導をしていきます。次の目標は、高総体県大会出場、これに向かってワープせずに行きたい。
かずき
公立中学で顧問をしている者です。この本を参考に練習メニューを考えたいと思います。時間の限られている部活動では取捨選択がむずかしいですが。なによりこどもたちの練習の意識をかえていけると思います。ありがとうございます!
ユースケ
私は中学校で卓球部の顧問をしています。今回の本で書かれていた内容で特に意識が変わったのが、格上相手にはロングサーブからの展開をしたほうがよいという項目です。自分が中学高校と卓球をしていたときは、セルロイドの40mmボールだったため、短いサーブ主体で試合をしていたため、生徒にも短いサーブからの展開を中心に指導していましたが、この本を読んでからすぐにロングサーブからのシステムを練習に組み込みました。卓球を指導する答えは直接書いてはいないと思います。ですが、我々が卓球を考える上での指標、本の中ではものさしと表されていましたが、それはしっかりと書かれていました。これからも、この考え方を使いながら生徒に卓球を指導していきたいです。
マスター
「卓球の教え方の教科書」と言わずにもはや全ての強くなりたい、上手くなりたいと思う卓人のための卓球の本質を知れる一冊となっているというのが第一印象。帯にある如くまさしく卓球界の革命だと思う。卓球指導の現場でよく言われる「考える卓球」考えるとは一体何なのか?それを知っていく、筆者の考察とともに自分自身も考察を深めていくことでその先にある卓球の本質に触れることができたように思う。逆にいうと「考える卓球」ができない人は卓球の本質から遠ざかっているとも言えるが、「考えろ」の雨が降り注ぐだけの現在の指導現場ではなかなか本質に辿り着くのは確かに難しいと言えるだろう。
私がこの本を一言で表すならば「卓球を考えるための物差し」と表したい。人は歴史上、何人、何トン、何センチ、単位を決めることで数々の物事を整理してきた。これはすなわち「定義付けてきた」と言い換えることができるだろう。「りんごが5個ある」と言われれば私たちはりんごを頭の中に5個想像、つまり視覚としてイメージ化できる、これは数をかぞえる単位が決まっているから視覚化できたと言える、「りんごが5キロ」と言われればたくさんの量のりんごがカゴにある様を想像できる、これはそれぞれ数の単位の定義、重さの単位の定義が決まっているからイメージ化できた。
つまり、この本を読めば「卓球の効率的上達方法、練習法の視覚化」ができるようになるということだ卓球指導に携わる人には選手にこういった形で考える物差しを与えてから選手に考えさせる課題を与えるようにして欲しいと思う。本当に多くの人にこの本を読んで欲しいので多くは語らないがこの本の主題は「時間の支配」であると思う。
・その時間を支配するための考え方として、卓球3s理論
・時間を視覚化するための手段として卓球のラリーの流れの図
・効果的練習法の視覚化として卓球上達ピラミッド
等の従来の卓球指導では見たことも聞いたこともないようなモノがある。購入した方は是非効果的に活用してもらいたいと思う。今あなたがしている練習は本当に効果がある練習なのだろうか?今のあなたの指導は選手にベストを伝えられているのだろうか?この本を読むことでその答え合わもできる。
最後に、この本は卓球の教え方の教科書である。教える側は当然だが卓球の本質を知っておく必要がある、それはなぜか?
それは選手に伝えるためだ。ならば選手は卓球の本質を知っている、そして知っていなければならないことになる、それは実際に戦うのは選手自身だからだ。卓球の指導者の方もそこが分かっているから選手に卓球の本質を伝えようとしているはずである、しかしその想いがどちらか片方の一方通行になってしまってはいないだろうか?だからいつしか指導者は口癖のように考えろというだけになってしまったのではないだろうか?
だからこそ私はこの本は指導者、選手問わずに一度でいいから手に取ってもらいたいと思う。その根底にあるのは「卓球の本質」を指導者も選手も知れば大きな変化、すなわち卓球界の革命にすら繋がる。まさしく帯に書かれている通りになると強く願っているからだ。今はこの革命の火も小さい火種にすぎないかもしれないが、いつか燃え盛る業火の如く卓球界に吹き荒れる日が来ることを願って終わりとします。
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